オオバコ軟膏を作ろう!

アロマ・クラフト・レッスン

虫よけスプレー作り

月に1回、日曜日にアロマ・クラフト・レッスンをやっています。

本日は、虫よけスプレー作りを予定していましたが、

山ガールとして働く私のために、利用者さんが寄贈してくださった

『生き物としての力を取り戻す50の自然体験』という本の

最後の50番目に紹介されていた「身近な薬草オオバコで軟膏を作ろう」という項目に触発されて、職場で摘んできた、排気ガスがかかっていない自然な状態の

オオバコを使って、アロマテラピーレッスンとしての

「オオバコ軟膏」をつくることにしました。

以下、作り方を挙げておきます。

〔 オオバコ抽出油を作る 〕

オオバコの色

① オオバコを摘む

 オオバコは右上のような濃い緑色ではなく、

若い柔らかい緑の明るいものを選びます。柔らかいのと栄養があることを

知っているのか、虫食い葉が多いですが、虫食いでも大丈夫です。

虫が食べるほど栄養があると思ってください。

オオバコを洗う

 

② 洗って細かく刻む

 泥や汚れがついているので、さっと洗って、エキスが出やすいように

細かく刻みます。

オオバコを刻む

③ オオバコと同じ量のオイルに浸す

 今回、摘んできたオオバコは、200gでした。

本来なら200mlのオイルに浸すのですが、量が減ることも計算して

300mlのアプリコットカーネルオイルに浸しました。

アプリコットカーネルオイルは、デリケートな肌にも使えるキャリアオイルです。

家庭では、手に入りやすい「バージンオリーブオイル」を使って下さい。

ただし、封が切られていない、新しいものを使ってください。

 

湯せんする

④ 湯せんする

 ガラスボウルに入れたオオバコオイルを湯せんして、エキスを抽出します。

植物は金気を嫌うので、ガラスボウルを使います。

量が少ない時は、ガラス瓶でも代用できます。

オオバコをオイルに完全に浸し、オオバコがクタクタになって、

オイルが緑色になるまで湯せんします。

量にもよりますが、私は45分かかりました。

 

オオバコ浸出油

⑤ 粗熱をとって、ガラス瓶に移して保管する。

 オイルに色が出たら、火を止めて、粗熱をとります。

ガラスボウルが手で触って熱くない程度まで、冷ましてエキスが出るのを待ちます。

いつでも軟膏が作れるように、ガラス容器に入れて保管します。(常温)

 

オオバコ軟膏完成

〔 軟膏作り・蜜蝋クリーム 〕

 オオバコ抽出油を使って、いよいよ軟膏を作ります。

アウトドアの本では、屋外で作れるように紹介されていますが、

アロマ・クラフト・レッスンなので、

家で手軽にできる方法を紹介します。

 

オオバコ抽出オイル

① オオバコ抽出オイル20mlに、蜜蝋4gの割合で、紙コップに入れる。

  ( 軟膏容器は、30ml用 )

② 電子レンジで、30秒×3回に分けて温め、蜜蝋を完全に溶かす。

電子レンジ30秒

一度に1分30秒にすると、オイルなので高温になって、吹きこぼれる恐れがある。

30秒三回に分けて温め、その都度、木のマドラーで混ぜて溶かす。

蜜蝋を溶かす

③ 蜜蝋が完全に溶けたら、紙コップの一部をつまんで注ぎ口を作る。

  容器に注いで、固まる前に、精油を12滴垂らす。

紙コップ注ぎ口

虫刺されに有効なアロマ精油は3種類

2種類以上ブレンドして、相乗効果を活用する。

3種類だと、4滴×3=12滴 合計で12滴垂らす。

アロマ精油  ティートリー → 痒みを止める

       ペパーミント → 麻酔効果で痒みを感じなくする

       ラベンダー  → 皮膚の細胞賦活再生効果で傷口の

                治りを早める。

アロマ精油を垂らす

④ 表面が白くなって固まって、冷めたら蓋をする。→ 完成です!

  熱いまま蓋をすると、蓋に水滴がついて、黴が生える恐れがあります。

  冷たくなってから、蓋をしましょう!

  ひじの内側の皮膚の柔らかいところに塗って、

  パッチテストをして、かぶれないか確かめてから使用してくださいね!

 

*アロマ精油で、虫よけスプレーも作れますので、希望の方は

 お申し出ください。

 

 kaorikobo88@gmail.com

  香工房KYOKO ・ まちライブラリー@岩出山